赤ちゃんの運動発達を促すコツはたった1つ。「興味や好奇心」を引き出す環境を作ること

赤ちゃんの運動発達を促すコツはたった1つ。「興味や好奇心」を引き出す環境を作ること

赤ちゃんの発達の基本は、「興味と関心」です。

興味があるから、そこへ移動(動く)し、ママに伝えたい(喋る)という活動につながります。

だから、大人ができることは、興味がわく環境を作ること、赤ちゃんが自分で活動をはじめるのを待つこと、動きたり伝えることができるように環境を整えてあげることです。

発達において最も大切な「興味と関心」

こんにちは。こども発達WEB編集長の西村です。

赤ちゃんが体を発達させいてくときに、何よりも大切になることがあります。

それは、「興味や関心」です。

発達の順序として、まずおもちゃや人に興味・関心を持つことが基本になります。

 

例えば赤ちゃんが、ずり這いを始める時、「ああ!そろそろ僕も(私も)ずり這い始める時期だよなー。ちょっとやっておくか!」なんて思うことは絶対にありません(笑)。

ずり這いをはじめるきっかけは「あれ?あそこにあるおもちゃ、気になるなあ。」というおもちゃに対する興味や好奇心、関心です。

そのおもちゃが気になるから、そこまで行こうとして「もがく」内に、「偶然に」ずり這い移動を発見し、「繰り返」ながら覚えていくのです。

それと同様に、棚の上にあるおもちゃを「触りたい」という強烈な好奇心があるから、なんとかそれを触ろうとして、試行錯誤をくり返すうちに、つかまり立ちをするという「手段」を覚えていくのです。

つまり、「興味・好奇心・関心」が先にあり、体の動きはその後から学んでいく、という流れで発達していきます。

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「興味→トライ→偶然の成功」が体験できる環境設定をしてあげること

例えば、おもちゃがいつでも目の前にある状況だと、子どもは「あえて立ちあがる」必要がないため、なかなか立ちあがる、という動作をしようとはしないでしょう。

こういった場合、おもちゃを置く場所を少し高い場所にして、赤ちゃんの視点がそこに行くようにしておくことで、立ちあがるきっかけにつながることがあります。

つまり、赤ちゃんの発達は、「興味→トライ→偶然の成功」によって行われているのです。

どうやって、赤ちゃんの(あるいは子どもの)好奇心を引き出すか、興味をもたせるか、これが体の発達を促すときのポイントになります。

好奇心や興味を持てるような環境設定を行なうことで、自然に赤ちゃんの動きや活動を引きだすことにつながります。

 

このように、運動を教えるのではなく、動こうという気持ちになるように環境を整えること、動き出した時に赤ちゃんが自ら学習できるように準備をしてあげることが何より大切になります。

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大人が準備をしてしまうと、失敗を怖がる子どもに育つリスクも

逆に、してはいけないことと言えば、大人が何でも先々準備をしてしまうことです。あるいはすぐに大人が手伝ってしまうことです。

それが繰り返されると、赤ちゃんは自ら動くことを止めてしまいます。

自分でトライ・アンド・エラーを繰り返さなくても、大人が助けてくれるからです。

そうやって育った子どもは、失敗経験も積んでいないため、ちょっとした失敗に負けてしまうような弱さを持ってしまいます。

挑戦することを怖がったり、自分にはできない、と新しいことに取り組むことに尻込みするようになりがちです。

この課題は、大人になってからも継続しやすく、失敗を恐れるあまり、新しいことに挑戦することを避けるようになってしまいます。

その意味でも、赤ちゃんの時期から、挑戦する機会を沢山持たせること、また挑戦できる環境を整えてあげることは、これからの人生において、とても重要な意味があることがお分かりいただけると思います。

まとめ

赤ちゃん学の発達により、赤ちゃんはお腹の中にいる時に「生まれた時の準備と練習をしている」ということが最近分かってきました。

運動面においては、ママのお腹の中で、立ち上がったり、歩く準備をしていると言われています。

だから、生まれた後、準備したことを思い切り実践できるように、興味を持つような環境作り、動きやすい環境作りをしてあげること、そして失敗する様子を見守ってあげることが発達を促すポイントになります。

そして何より興味や関心をママやパパが共有してあげることで、赤ちゃんの「できた!」「もっとしたい!」を引き出してあげましょう。

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